先日、ネットサーフィンをしていたら、「バイオ教授最後の事件簿」という本の広告を見つけた。あれ、どこかで見たことのある題名だと思ったら、昔、私の書いた本だった。
大昔、私は江戸川乱歩賞に応募して、推理小説を書いた。もちろん賞に漏れたけれど・・・
まだ大学の1年生か2年生の頃で、いわゆる教養課程だった。教養課程って、結構ヒマで、クラブ活動にも参加していなかったので、暇つぶしに長編の小説を書いた。
やがて、年をとり、知り合いの出版社ができた。そして、「バイオ探偵の事件簿」、「バイオ教授の殺人ゼミナール」、「二重らせん殺人事件」などの推理小説まがいの本を出版することができた。売れなかったけれど・・・
そして、昔のあの推理小説のことを思い出し本をつくりたくなった。しかし、昔はパソコンはないし、今のようなコピー機だってなかったから、原稿が残っていない。記憶とメモ帳を頼りにまとめて、創土社にお願いして「バイオ教授最後の事件簿」として、出版していただいた。電子書籍だけれど・・・2011年のことだ。
出版はしたが、売れないし、反響もなく、すっかり忘れてしまっていた。
それが今、シナノブック・ドットコムで、広告を見ることができるとは・・・
”立ち読み”もできるようだ。