老人ホームの窓から外を見ていたら、白っぽい色の小さなチョウが飛んでいた。シジミチョウの仲間だと思うけれど、名前はわからない。
 シジミチョウという名前は、シジミの殻の内面に似ているからついたのだそうだ。たくさんの種類がある。
 大昔、私が子供のころは、男の子は夏になると、昆虫採集に熱中した。普通の子は、カブトムシ、ノコギリクワガタ、オニヤンマ、ギンヤンマなどを狙った。
 マニアックな子はシジミチョウを採集した。何しろシジミチョウは、種類がたくさんある。ヒメシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミなどなど・・・
 私の記憶に残っているのは「ルーミスシジミ」。高貴な美しい女性を思わせる名前だ。
 実際、ルーミスシジミは、美しい青色のチョウだ。しかも、数が少なくて、なかなか見られない。奈良県春日山の生息地は国の天然記念物に指定されているそうだ。
 私は図鑑で見ただけだ。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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