ラジオを聞いていたら、「ムクゲの花が咲いた」という投書が紹介された。ムクゲ?
名前を聞いたことがあるが、どんな花だかわからない。
調べてみると、アオイ科の落葉低木で、インド・中国の原産。日本では庭木・生垣として広く栽培されていると書いてある。では、きっと見たことがあるに違いない。
夏から秋にかけて、淡紫・淡紅・白色などの花をつける。朝咲いて夜しぼむそうだ。
韓国で愛され、国花とされている。日本でも、江戸時代から茶花として使われているという。
茶花とは何かなと思って調べると、茶席に生ける花とある。自然の姿を良しとして、季節の花を投げ入れにするそうである。
ムクゲは漢字で書くと「木槿」。むずかしい。私にはとても読めない。
俳句の本を見ると、松尾芭蕉の句が載っていた。
道のべの木槿は馬にくはれけり