ラジオを聞いていたら、焼き肉屋の倒産が目立って増えているという話をしていた。
牛肉が高い、野菜も高い、人件費も高い。一方、実質賃金はあがらないから、客は節約志向で、財布のひもを緩めない。
コロナのころは、焼き肉屋というと「換気がよさそう」というので、お客さんが来たそうだ。それが終わってしまった。焼き肉屋とコロナは関係あるとは、ちょっと驚いた。
牛肉の輸入にも問題がおきた。牛肉は主にアメリカとオーストラリアから輸入される。オーストラリアは、一時中国と仲が悪くなって、中国への牛肉の輸出が減った。それで、日本への輸出に力を入れた。ところが、政権が代わって、中国と仲がよくなり、牛肉が大量に中国へ輸出されるようになった。日本への分が少なくなった。それで日本で牛肉の値段が上がった。
こんな話をきいていると、「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざを思い出した。
世の中の仕組みは複雑だ・・・