ゴールデンウィークがやってくる。今年は何連休になるのだろう。どの日が、どういう祝祭日で休みなのか、よくわからない。
年金暮らしの私は、祝祭日に関心がなくなってしまっている。祝祭日は、銀行やお医者さんが休みになって、不便だなあとしか思わない。働いている人には申し訳ないけれど。
おまけに、祝祭日は、テレビやラジオの番組が変わってしまう。悪いけれど、つまらない番組が多くなる。
でも、ゴールデンウィークの頃は、さわやかな、よい季節だ。風薫るというように、気持ちがいい。木々の緑がきれい。いろいろな花も咲いている。
しかし、文句を言うと、暑い日は夏みたいに暑い。少し動くと汗ばんでしまう。一方では、けっこう寒い日もある。こんな日に薄着をして出かけると、大変だ。
昔、何かのイべントで、日本武道館に行った。少し寒い日なのに薄着で行ってしまった。しかも、席が通路のそばで風が当たる場所だった。我慢して座っていたら、次の日にひどい腰痛になった。あの時は痛かった。
老人ホームに入る前に住んでいた家は、郊外にあって、自然が残っていた。特に、散歩コースの川の辺は、草が茂り、いろいろな生き物が住んでいた。川の中には、鯉がたくさんいた。
私に記憶では、今頃は、鯉の「恋の季節」だった。たくさんのオスの鯉が、一匹のメスの鯉の後を追いかけて、水しぶきをあげていた。
ところが、老人ホーム「ポムポム川の辺」にきて、川の辺を散歩していると、そんな光景が見当たらない。鯉は何匹もいる。しかし、おとなしい。恋をしていない。なぜだろう。
川の辺を、散歩するたびに、不思議だなと思う。もしかすると、この川の水は環境ホルモンに汚染されていて、そのせいで鯉がメス化してしまったのかもしれない。