4月は新年度の始まるときだ。私はこの頃街を出歩かないけれど、街には新しいスーツを着た、新入社員らしい若者たちが大勢いることだろう。
ラジオを聞いていたら、フランス在住の日本人女性が、フランスでの社員の採用について話をされていた。
フランスには、社員の「中途採用」という言葉がない。中途採用が当たり前のことだから、わざわざ中途採用という必要がない。逆に言うと、日本のように4月に一斉に新卒採用ということがない。
日本の新卒採用システムはとてもよいといっていた。大勢の新入社員を、会社全体で教育していくのがよい。フランスでは、先輩社員が、個人で新入り社員の面倒を見、教育しなければならない。
私は、4月に大量に新卒者を採用する日本のシステムは、柔軟性を欠いていて、後進国的だと思っていたが、そうでもないらしい。見直した。
天の声「隣の芝生は青く見える・・・のかも知れない」