朝早くラジオをつけたら、なつかしい歌が流れてきた。「朧月夜(おぼろづきよ)」である。「菜の花畑に入日薄れ・・・」 春だなあ。
大昔、戦争に敗れて、海外から大勢の日本人が引き上げてきた。日本に向かう引揚船の中で、みんながこの歌を合唱したと聞いたことがある。朧月夜は日本人の心の歌だ。
日本人の心の歌といえば、「ふるさと」と「赤とんぼ」もそうだと思う。
ふるさとの出だしは、「うさぎおいしかの山・・・」。うさぎを追いかけたという意味だが、若い人は、「うさぎが美味しかった」「うさぎを背負った」「うさぎが老いた」などと解釈していると聞いた。つくられた笑い話かもしれないけれど・・・
赤とんぼの歌詞には「おわれてみたのは・・・」というところがある。これを「おんぶされて」ではなくて「追いかけられて」の意味だと思っている人がいるそうだ。多分、これも創作の笑い話だと思うけれど・・・