春闘の季節になった。経団連の会長さんが、各企業に物価上昇を上回る賃上げをやるように要請したそうだ。えッ、経団連の会長さんがこんなことを言うのか!と思った。これは労働組合が言うことだ。
大企業では賃上げがある。しかし、日本の70%の人が働いている中小企業では、賃上げは無理だと聞いた。
いまは労働組合は元気が無い。組合員の加入率も低い。経営者に忖度して、大幅の賃上げなどの要求をしない。ストライキをする話など、聞いたことがない。みんな豊かに暮らしているのならそれもわかるが、決してそうではない。どうしてなんだろう。
もっとも、私は労働組合に加入したことはほとんどない。大学に勤めていた時、職組があったが、例外的な1年間を除くと入らなかった。面倒くさかったからだ。ダメな労働者だった。
いま、労働者はおとなしい。デモもストもやらない。若い人が元気がないのなら、老人がやれば・・・老人はストは出来ないな。働いていないのだから・・・