イギリスで、史上最大の冤罪事件が起きたことをラジオのニュースで知った。
イギリスの郵便局の話である。多くの郵便局で、扱ったお金の表示額と実際にあるお金の額が食い違ってしまった。それで、郵便局の局長さんたちが窃盗罪で訴えられた。その結果100人近くが有罪になった。
それが冤罪だったというのである。局長さんたちは、賠償金をもらったけれど、もらい損なった人もいるし、神経を病んで自殺した人もいるそうだ。
この事件はドラマ化されて、ヒットした。そしてイギリス政府の首相も、黙っているわけにはいかず、コメントを出した。
なぜこんなことが起きたのかというと、会計システムがおかしかったことがわかった。そのシステムをつくったのは富士通。富士通は批判されて謝罪し、今後の入札を辞退することになった。
富士通は、日本のマイナンバー・カードのシステムづくりにも関わっていて、不備がいろいろ起きた。ITシステムは便利・有用だけれど、不備があると大きな影響が出る。
富士通さん、しっかりして! がんばって!