先日ラジオを聞いていたら、在ドイツの日本女性が、ドイツのオオカミの話をしていた。ドイツではオオカミの被害が増えているという。ポーランドとの国境付近の森林にはオオカミがたくさんいて、家畜のヒツジやヤギを襲いに来る。ウシやウマもやられることがあるそうだ。
 私はドイツにオオカミがいるとは知らなかったので、びっくりした。昔からドイツではオオカミの被害にあっている。だから、グリム童話などにもオオカミは悪役で登場する。それで、オオカミを駆除しようと努めてきた。
 しかし、いま事情が変わってきた。EUはオオカミを絶滅危惧種に指定した。動物愛護団体も黙っていない。「ヒツジを飼うのがいけないのだ」と主張する。
 日本には、オオカミは絶滅してしまったが(まだ生存しているという人もいるけれど)、クマがいる。特に今年は、クマが人里にやってきて、被害が報告されている。山にクマの好物のドングリが少ないからというが、そうではなくて、人里がクマとって居心地がいいと知ったからだという意見もある。
 動物との共生は難しい。

 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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