私のメモ帳には、新聞の広告の切り抜きが貼ってある。曽野綾子さんの著書の広告である。本の題名はわからないのだが、格言がずらりと並んでいる。その一つが「体中痛いのは治らないが死にもしない」だ。
そのほかの格言をいくつか紹介すると、「自分を守るのは自分以外にいない」、「巷に溢れる健康法に振り回されない」、「今日がほどほどいい日なら、それでいい」・・・なるほど。
「人間はどんな立場になろうが、自分を生かすしかない」、「人が前進するには失敗が必要」、「人は歳をとれば不調になって当然」・・・そうだよなあ。
「健康なだけの肉体なんて始末に悪い」、「心が命じても、体が動かない時はある」・・・まったくだ。
私は曽野綾子さんのことは才媛の作家という以外知らなかった。どうやら格言、名言をたくさんつくる方らしい。格言・名言の達人。これもすごい才能だ。