徳島県の神山町は、人口5000人ぐらいの田舎町だが、日本のシリコンバレーと呼ばれているそうである。全国から企業が集まっている。
シリコンバレーは、アメリカ、サンフランシスコの近郊にある工業集積地域だ。1970-80年代から半導体製造企業など高度のエレクトロニクス産業が集中して進出した。半導体材料にシリコンを用いることからシリコンバレーと呼ばれるようになった。
神山町出身者に、アメリカのスタンフォード大学で学んだ人がいて、その人を中心に、この町を盛り上げようと、プロジェクトが始まった。
まず、人材育成のために高専をつくった。ここでITの最新技術などを学べる。奨学金制度があって、学費が要らない。そのための財源として、ふるさと納税制度が大いに役立っているという。
私は、ふるさと納税は、みんな返礼品目当てでやっていると思っていた。しかし、こんなすばらしい事業にも役立っていると、はじめて知った。