アメリカ議会の下院議長が解任されたと報じられた。この人は共和党の人だが、下院では共和党が多数を占めている。それでも、解任の動議が可決された。つまり、共和党の中に、自分の党所属の議長の解任に賛成する人が何人も出たわけだ。
私は、うらやましくなった。日本の国会ではこんなことは起こりそうもない。
日本では、細田衆院議長が議長をやめる意思を表明した。理由は体調不良だそうだ。細田さんには、セクハラ・スキャンダルがあったり、統一教会との関係が問題になったり、いろいろ批判されてきた。しかし、なかなかやめない。岸田さんをはじめ自民党の議員が援護していたからだ。自民党議員の全員が同じ意見とは思えないけれど、党議拘束とかで、党員の意見を縛ってしまう。
党議拘束など、アメリカの議会では考えられないそうだ。みんなが各個人の意見で行動し、投票する。そして悪いと思えば、同じ党の人でも容赦なくやめさせる。そこに緊張感が生まれる。
日本の民主主義は、まだ未熟だなあ。