サーベル・タイガーは剣歯虎ともよばれ、太古に生息していたネコ類である。犬歯が発達して長大になっているのでこの名がある。大きさはライオンぐらいだそうだ。
大型の動物を襲い、長い牙を首筋に刺して殺した。
先日、海外のあるテレビ番組を見ていたら、科学者がサーベル・タイガーの解説をしていた。あの牙はとても鋭利で、動物の首に噛みつけば、ぐさりと深く刺さる。しかし、横からの力に弱い。ちょっとねじったりするとポキッと折れてしまう。実際、犬歯が折れたサーベル・タイガーの化石が見つかるという話である。あの牙が折れてしまったら、サーベル・タイガーは獲物をとれず、死んでしまうだろう。
子供の頃、進化の末に発達しすぎて、絶滅したと考えられる動物の話を本で読んだ。サーベル・タイガーの他にも、牙が大きくなりすぎたマンモスとか、角が大きくなりすぎたシカとかの話がのっていた。
そして最後に、「人間も頭がよくなりすぎたので絶滅する」と書いてあった。
核兵器とかAIとか、思い当たる事が、今いろいろ出てきた。