新型コロナウイルス感染が流行し始めたころ、友人のお医者さんがメールをくれた。そこには、このウイルスは中国の研究所から流出したものらしいと書いてあった。
最近、ヤフーニュースで見つけたニューズウィーク誌の記事によると、この話は今はタブーになっているという。
医師で研究者のスティーブン・クエイという人の話だが、このウイルスのゲノムを見て、これは厄介なことだと思ったという。「フーリン切断部位」という部位があったからで、この部位があるとウイルスがヒトの細胞に感染しやすくなるという。これまでのコロナウイルスには見つかっていない。
それゆえ、このウイルスの感染は研究所の事故の結果起きたと考えられるというのだ。
クエイさんは、この見解を論文にまとめたが、どの学術雑誌からも却下されてしまった。学界は、この種の研究への関与を拒否していると感じたという。
私にはウイルスの知識もないし、本当の事情はわからない。ただ、政治的な力が働いているのだと思う。ウイルスとか、原子力の研究には政治的な力が付きまとう。
「科学は知的好奇心を満たすためにある」という原点からどんどん離れていく。なんだか、いやだなあ。