新しい年度が始まった。この4月から新しい職場に勤務を始めた人も多い。そして初月給の日がやってくる。25日が多いかな。
 私は国立大学の教員になったので、初月給日は17日だったと記憶している。
 始めてもらった月給をどう使うか? 使う前に神棚にあげて、拝んだという話を聞いた。両親にそっくり渡したとか、両親に感謝のプレゼントを買って帰ったという話も聞いた。親孝行の人が多いのだ。
 私はといえば、初月給で自分の欲しいものを買ってしまった。たしかカメラを買った。親不孝だったなあ。
 そのころの月給は現金で支給された。月給はいつから銀行振り込みになったのだろう。
 私は1960年代にアメリカに留学したが、そのころ日本では給料は現金支給だった。アメリカに行くと、給料は現金でなく小切手でもらった。紙っぺら一枚で、なんだか頼りない気がした。
 日本に戻ってだいぶたってから、月給が銀行振り込みになった。そうしたら、かみさんの手にそっくりわたってしまって、自分の月給という感じがしなくなった。
 大昔の話である。
 天の声「いつものことだ」

 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です