友人が和田秀樹さんの面白い文を見つけたといってメールで送ってくれた。和田さんの著書「90歳の幸福論」の一部を再編集したものだそうだ。
若い頃には浮気ばかりで、家族に嫌われていたのに、90代になってもニコニコと楽しく暮らしている人がいる。そんな人の共通点は「我慢しないで生きてきた」ことだという。
人間は「これがしたい」という気を失うと一気に老け込んでしまう。「老後は家でゆっくり過ごしたい」、「年をとったら、ひっそり静かに暮らしたい」・・・こんな考えはダメ。どんどん老け込んでしまうそうだ。
これに関連して、昔、100歳老人の調査が行われていたのを思い出した。100歳以上の老人は長寿の上、心穏やかに過ごしている人が多いので見習いたいとのことだ。
100歳老人の好きな食べ物は、野菜の煮物、ご飯、果物、みそ汁の順だった。いわゆるご馳走を食べない。気を付けていることは、食べ過ぎない、風邪をひかない、睡眠を十分にとるなどだ。性格をたずねたところ、仕事熱心、几帳面と答えた人が多かった。明るいとか、楽天的と答えた人は意外にも少なかった。多くの100歳老人は農村で仕事をしていて、結構ガマンした生活しているように思えた。
和田さんの幸福論とはちょっと違う。もっとも、幸福と長寿はちがうし、時代によって考え方も変わる。
さて、私はこれからどう生きればよいか? いまから考えても手遅れかなあ・・・