007は人気のある映画である。それで、次々と作品がつくられた。シリーズ第1作は「ドクター・ノオ」、第2作は「ロシアから愛をこめて」、以下何作品あるのか知らないが、たくさんつくられて、シリーズ第○作とよばれている。私はほとんど見たつもりだった。
ところが、アマゾン・プライムを見ていたら、第○作ではない007作品を見つけた。つまり、正統派の007作品ではない。制作プロダクションが違うらしい。
それは「ネバ―セイ・ネバーアゲイン」。1983年の制作だ。主演は、正統派作品と同じくショーン・コネリー。少し老けたけれど、いつも通りの活躍をする。悪者の親分もいつものとおりスペクター。やはり白猫を抱いている。そして、美女がいろいろ・・・ 作品自体は、なかなか面白くできていて、楽しめた。
しかし、出だしのタイトル・バックの画面がちがう。007が拳銃を撃ち、瞳が血に覆われて・・・といういつもの場面が出てこないし、いつもの音楽もない。ちょっと変な感じだった。
いうならば、山田洋二監督作品のシリーズではない、渥美清主演の「寅さん」といったところかなあ。