先日ラジオで、キャッシュレスによってなくなってしまうアメリカの文化の話をしていた。まず、チップだそうだ。レストランなどで、キャッシュレス決済をする時に、もちろんチップを払うことができる。しかし、画面でチップ分を入れるのは、強制感があるので、いやがる人が多いとのこと。
チップの習慣は幸い日本にはない。アメリカに行くと、あれはホントに面倒くさい習慣だと思ってしまう。レストランの他にも、ベルボーイ、タクシー、靴磨き・・・と、いつもチップを渡さなければならない。
キャッシュレス時代で失われる文化には、コインや紙幣のコレクションもある。それから財布の文化もある。
紳士たちは、みんな立派な財布(ウォレット)を持っていた。スーツの内ポケットに入れている。でも、キャッシュレス決済になったら無用だ。
私も財布を持っているけれど、古いものだ。ズボンの尻ポケットに入れているから、変形してしまっている。もちろん中身も貧しい。でも、キャッシュで払う主義だから、いやキャッシュレス決済ができないから、いつもお店で取り出す。
天の声「あんたは紳士の部類ではない」