先日、ある大物政治家が、自分の選挙区の知事さんの発言に対して「不用意な発言だ。注意しようと思っている・・・」というようなことを言った。これを「またマウンティングしている」とコメンテイターが評していた。
マウンティングは、自分の優位性を誇示する行為を指す言葉として使われている。数年前には、あるドラマがきっかけになって流行ったらしい。私は知らなかったが。
もちろん愉快な行為ではない。マウンティングされた方は不愉快である。
マウンティングは、もともとは動物が群れで、オスがメスの尻に馬乗りになり、交尾の姿勢をとる行動のことだそうだ。ニホンザルでは、群れの中の順位を確認するために、上位のものが下位のものにおこなう。
つまり、マウンティングをしている人は、ニホンザルなみなのだ。
昔、女性が配偶者に望む条件に「3高」というのがあった。高学歴、高収入、高身長のことだ。ある評論家がこれについてコメントしていた。「高身長、つまり大きなオスを望むのは、ゴリラのメスと同じだ。一夫多妻の動物のメスの特徴なのだ」
ゴリラの群れは一匹のボスのオスと複数のメスとそれらの子で構成されているそうである。
しかし、今はこの3高は死語になっている。今の女性は、高学歴、高収入、高身長などを望まない。望むのは「やさしい人」。つまり、自分のワガママをきいてくれる人だそうだ。
「私は3高だよ。気を付けないと」などと別の3高が老人の間では使われている。その3高とは「高血圧、高血糖、高コレステロール」。
これはお笑い芸人さんのギャグだけれど。