昔つとめていた大学の同窓会から、会員名簿が送られてきた。私の名前は旧職員というところに載っている。旧職員は100人ぐらいいて、やめた年の古い順に載っている。私は十数番目。かなり古い方だ。
 つい見てしまうのが逝去者のページ。逝去者が毎年増えていく。私が知っている名前がどんどん載る。創立時の教員のほとんどは鬼籍に入ってしまった。当時、私は最年少の教員だったから、まあ仕方ないことだけれど、淋しい。
 このような名簿に載っている内容は、昔の名簿と変わってしまったように思う。住所や電話番号は、昔の名簿には必ず載っていたのに、いまの名簿には載っていないことが多い。個人情報を知られたくないからだろう。
 せめて電子メールのアドレスぐらい載せてもよいと思う。個人情報が全然ないと、名簿の価値というか、使い道がなくなってしまう。
 このような名簿を売買する人がいると聞いた。オレオレ詐欺の情報源に使われるという話もある。そうであれば、個人情報を載せないことになるのは当然だけれど。
 住みにくい世の中だなあ。
 天の声「いまさら言うのか」

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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