12月に入って、寒くなり乾燥してきた。冬の到来である。
 ドア・ノブを触ると、パチッと放電がおきて、指先が痛い。シャツを脱いだり着たりすると、やはり放電が起こってパチパチ音がする。
 大昔の子供の頃を考えると、こんな放電は起こらなかった。衣服の素材が変わったからか、それとも地球の気候変動のせいで、乾燥が進んだのか?
 日本では経験しなかったが、昔アメリカに留学した時には、いまの日本と同じような、指先からパチパチと放電する経験をした。私が行ったのはボルティモアとニューヨーク、つまり東海岸だから、それほど乾燥していないはずだけれど、それでもパチパチが起こった。暖房のせいか、建物のせいか、靴のせいか、よくわからない。
 静電気といえば、子供のこんな遊びがあった。「下敷き」で隣の子の頭をこする。それから下敷きを持ち上げると、その子の頭の毛が逆立った。坊主頭だとダメだから、女の子にやったのかな。
 今、私が住んでいる部屋の洗面台は自動水栓である。今朝、洗おうと手を近づけたら、水が流れ出すと同時に、水と私の指の間でパチッと放電がおきた。こんな経験ははじめてだ。

 
 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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