「傷だらけの栄光」は、アメリカの映画である。1950年代につくられたものだが、いろいろな点でとても印象に残る映画だった。
 まず、ポール・ニューマンの出世作だということ。ポール・ニューマンはこの映画に主演したのをきっかけに、有名になり、スターになった。そして、年齢と共に、重厚で知的な演技に磨きがかかり、大俳優になった。
 次に、スティーブ・マックイーン。彼は、「傷だらけの栄光」で、チンピラ役としてデビューした。マックイーンは、当時、本当にチンピラだったそうだ。役柄と実態が一致したのだ。その後、彼は西部劇「荒野の七人」の主役に抜擢されて、スターになった。
 それから、ポール・ニューマンの相手役の女優のピア・アンジェリ。彼女はイタリアの出身。清純派の女優さんで、すごくかわいかった。あのジェームス・ディーンが自動車事故で死んだ原因は、彼女に振られたからだという話を聞いたことがある。
 そして、この映画の英語のタイトル。 ”Somebody up there likes me”  このタイトルの方が邦題よりも好きだ。胸にジーンとくる。落ち込んだ時に、唱えるとよいのでは。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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