私は海外のドラマをよく見ている。ミステリーかサスペンス・ドラマが多い。ドラマの主人公で、よくある組み合わせは、武闘派の男と天才的ハッカーの女性だ。ハッカーの存在が、今のサスペンス・ドラマには必須らしい。
ドラマでは、天才ハッカーはどんなところにも侵入する。たとえば、監視カメラに侵入して情報を得るのはもちろん、監視カメラを停止したり、内容を書き換えたりする。学校のコンピュータに侵入して、生徒の成績を書き換えることなど容易だ。銀行の預金の書き換えや振り込みだってやる。
本当にこんなことができるのかなあ。
もっとすごい場合もある。あるドラマでは、一人の人間の記録を全部削除してしまった。そうすると、IDが無い。自分を証明できない。つまり、社会から抹殺されてしまう。殺されてはいないけれども、殺されたも同然。
現実にこんな事が起きたら大変だ。
私には、空想なのか本当に起こりうる事かはわからない。でも、こんなドラマを見ていると、ネット銀行なんかに預金する気が無くなる。いや、ふつうの銀行だって不安だ。
現金にして、タンスにしまうほかないなあ。
天の声「空き巣にやられるよ」