昔、映画「リーサル・ウェポン」を見た。よく覚えていないのだが、すごく暴力的な映画だったことは覚えている。それで好きにはなれなかった。しかし、人気があったようで、シリーズ化されている。
いま私はアマゾンプライムで、海外のテレビドラマをよく見ている。主にミステリー・ドラマだが、最近リーサル・ウェポンのテレビ版のシリーズを見た。
やはり暴力的なのだけれど、ユーモラスな場面がたくさんあって、救いになっている。
主人公は、警察官だが、むかし特殊部隊にいたせいか、精神的に病んでいる。自分や他人の「生命」など眼中にない。高いところから飛び降りたり、自動車でぶつかったり・・・しかし大けがもせず、死にもしない。そこはドラマだ。おまけに、アルコール依存症でもある。上司やカウンセラーのいうことを聞かない。
それでも、何とか警察の仕事ができるのは相棒のおかげだ。この相棒も変人だが、人情家で、助けてくれる。
前にこのブログで、ドラマ「私立探偵マグナム」を紹介した。マグナムも戦争帰りで、精神的におかしなところがあった。リーサル・ウェポンの主人公はそれがもっと極端だ。でも両者とも、戦争とか特殊部隊によって精神にダメージを受けた点では同じだ。こんなドラマが多いのを見ると、病んでいるアメリカの一面が垣間見える気がする。
この主人公が銃で撃たれて、あっさり死んでしまったのにはびっくりした。しかし相棒の方が生き残っていて、ドラマ「リーサル・ウェポン」は続いている。