夏が近づき、30℃になる日もでてきた。そうすると熱中症が問題になってくる。体がまだ暑さに慣れていないので、汗をうまくかけない人が多いのだそうだ。汗をかくというのは、意外に難しいことらしい。
汗をかいて体温を調節する動物は、人間以外では、ウマぐらいだそうである。だから、人間とウマは、暑い夏でも走ることができる。僕は走れないけれど。
イヌは汗をかかない。そのかわり、暑いと口を開けてハアハアする。唾液を蒸発させて、体温を下げているのだ。
一方、ネコはハアハアしない。ネコは耳から放熱して、体温を下げるそうである。ネコの先祖は森林に住んでいた。
ライオンやハイエナはハアハアする。トラやヒョウはハアハアしない。つまりサバンナのような広い場所に住んでいる動物はハアハアする。音がしても気にならないから。しかし森に住む動物は音が気になるなるので、ハアハアしないそうだ。
大きな動物ほど、体温調節が問題になる。体重に比べ体の表面積が相対的に小さいから、体温上昇に気を使う必要がある。
それでは、恐竜はどうだったのかな。恐竜は恒温動物であるという説が、近年有力になっている。そうだとしたら、あの大きな体が過熱しないようにするのは大変だ。ティラノサウルスはハアハアしていたのだろうか?