私はアマゾンプライムに加入して、映像を楽しんでいる。アマゾンプライムには、アニメが星の数ほどたくさんある。でも、ほとんどのアニメは、現代風の絵であり、ストーリーで、私は見る気がしない。その中で、昭和の香りのするアニメを見つけた。「ガタピシ」である。
ガタピシは、園山俊二さん原作の漫画「ぺエスケ」に登場するイヌだ。ぺエスケは朝日新聞に連載された漫画だから、私も見ていた。
お人好しでサラリーマンのぺエスケ。専業主婦の奥さん。やんちゃな男の子。そしてイヌ。このイヌは、雨戸の開閉の音にすごく敏感なので、ガタピシと名付けられたそうだ。アニメでは、このイヌが主人公になった。ガタピシする雨戸なんて、まさに昭和そのものだ。
アニメ・ガタピシは子供のためにつくられたというより、大人のためのもの、いや、昭和を懐かしむ老人のためのものだと思う。ほのぼのとした人間関係が胸にジーンと響く。
一話がたった5分ぐらいの短いものだが、いま私は50話まで見た。全部で200話ぐらいあるそうだから、もうしばらくは楽しめる。毎日、少しずつ見ている。
天の声「あんたは昭和の人間だなあ」