サービス付き高齢者向け住宅「ポムポム川の辺」に引っ越して1年余り。時々、昔住んでいた埼玉の生活が、なつかしくなる。特に、川の辺の散歩を思い出す。春の川の土手一面に咲くカラシナの花、夏の草ぼうぼうの風景、秋のススキとセイタカアワダチソウ、冬の渡り鳥などが目に浮かんでくる。
いまのホームのそばの川の辺も悪くはないが、埼玉の川の辺の方がずっとワイルドだった。
今日は、なぜかキジのことを思い出した。埼玉の川の辺に、立派な姿のオスのキジがいた。河原や近辺の田畑を、闊歩していた。威風堂々、威厳があった。時々大きな声で鳴く。
キジが鳴くのは、縄張りを主張するためらしいが、1キロも遠くまで響くのだそうだ。
キジはあまり飛べない。でも飛べる。高く飛ばないから、目立たないのかもしれないが、結構な距離を飛んでいく。川の向こう岸まで難なく飛んでいく。人間もあれくらい飛べたらいいのになあ。
キジは日本の国鳥だそうである。日本鳥類学会で選ばれた。国鳥は、鳥類保護の精神を普及するために重要な役目を担っているとのこと。キジさんは偉いのだ。
アメリカの国鳥はハクトウワシ、イギリスはロビン、オーストリアはツバメ、デンマークはヒバリだそうだ。
ロシアとウクライナの国鳥は?・・・わからないけれど、ケンカしそう。