チューリップは、春の花壇を代表する花だ。赤、黄色、白、紫、絞り、斑入りなど色とりどり。子供に人気がある。「咲いた、咲いた、チューリップの花が・・・」と童謡でも歌われているし、花の絵を描いてごらんというと、たいていチューリップの花を書くと思う。描きやすいものね。
 チューリップの原産地は、中央アジアだそうだが、現在の有名な産地は、世界ではオランダ、日本では富山県である。
 オランダでは、たくさんの品種が作り出された。また、17世紀にはチューリップの取引がブームになり、投機が過熱して、恐慌が起きたという。これは資本主義経済の初期段階における代表的な恐慌だそうである。
 富山県では、砺波がチューリップ産地として有名だ。およそ100年前に、水田の裏作としてチューリップの栽培が始まったという。今では球根を国内各地、アメリカ、カナダなどに輸出している。花が咲く時期には、チューリップ・フェアが行われるそうだ。
 昔は、女ずきの男性をチューリップの呼んでいた。ハナの下が長いから。
 プロ野球の中日ドラゴンズに、中 利夫とい選手がいた。この名前はチューリップと読めるので、あだ名になったそうだ。面白い。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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