あるラジオの番組で、イタリア在住の日本の女性が言っていた。
イタリアにもロシア人やウクライナ人がたくさんいる。女性が数人集まっておしゃべりをしていた。近寄ると言語を変えて、イタリア語でしゃべりだした。そこで「気遣いはやめて。ロシア語で話していて」といったら、普段おだやかな女性が怒り出した。「私たちはウクライナ語を話している。ロシア語ではない」
私たちには、ロシア人とウクライナ人は同じように見えて区別が難しい。
一方、彼らからすれば、日本人と韓国人と中国人は同じようで、その区別は、簡単には出来ない。
大昔の1960年代、私がアメリカに留学していたときのことだが、日本人・韓国人・中国人の区別は難しいという話が話題なった。そうしたら、あるアメリカ人の男性が言った。「日本人の女性と中国人の女性は区別できるよ。ドアを開けて先に女性を通してあげようとすると、さっさと通るのが中国人女性。日本の女性は、もじもじして、遠慮をする」
大昔の日本女性はそうだった。いまはどうかなあ。
日本の大学にも、留学生が勉強に来るようになった。中国人もいるし韓国人もいた。顔つきは似ているけれど、性格が違うように見えた。韓国人は礼儀正しく、遠慮深い。中国人は積極的で開放的。
天の声「そんなことを軽々にいってはいけない」