我が家ではよくチャーハンが食卓に並ぶ。それも冷凍食品のチャーハンを電子レンジで温めたものだが、美味しい。すごく美味しくできている。焼き豚や卵などが適量入っていて、ご飯はパラパラに仕上がっている。
子供の頃は、母親がチャーハンをつくってくれた。チャーハンとは言わず、炒めご飯とよんでいた気がする。いまのチャーハンのようにパラパラに出来上がらない。べしゃっとしていた。たいてい前の日の残りの冷やご飯から作った。そういえば、今は冷やご飯なんてものも存在しないのかもしれない。保温の炊飯ジャーがあるからなあ。
お焦げもなくなった。昔はご飯を炊くと釜の底にはたいてい焦げたご飯ができた。いまは、わざわざつくらないと焦げたご飯は出来ない。
アメリカに留学した時は、中華料理屋でチャーハンをよく食べた。1960年代の話だが、大都会でないと日本料理屋はなかった。しかし中華料理の店は、大都会でなくてもあった。そこでお米を食べたくなると出かけて行って、フライドライス、つまりチャーハンを注文した。
冷凍食品のチャーハンに話を戻すと、2000年ごろから本格的なチャーハンができたらしい。2015-2016年には、「チャーハン戦争」と呼ばれるくらい、各社が競争したそうだ。売り上げも大きく伸びて、冷凍食品の活性化につながったという。
世の男性は冷凍食品にはあまり関心がないが、チャーハンは男性も関心を持つ冷凍食品だそうだ。
今日も、我が家の食卓にはチャーハンが出てきそう。そうだとすると、紹興酒が飲みたいな。