推理作家の西村京太郎さんが亡くなられた。トラベルミステリ―の第一人者だった。たくさんの作品の書き、それらが映像化された。十津川警部は日本一有名な警察官といわれた。
大昔のこと、1957年に江戸川乱歩賞が公募の賞となった。この賞はその2年前にできたのだが、この年、つまり第3回から長編推理小説作品を公募することになった。
恥ずかしながら、私も応募した。大学の2年か3年のときだ。たいていの学生は、ガールフレンドをつくったり、スポーツをしたり、あるいは学生運動に熱中していたが、私は推理小説執筆に取り組んだ。
応募作は96編あったそうだ。その中から15編が予選を通過した。なんと、なんと、私の作品も予選を通過したのだ!
予選通過15作品の中に、西村京太郎さんの作品もあった。
15編から最終候補3編が選ばれた。私の作品はここで落選した。西村京太郎さんもここで落ちた。最終的に選ばれたのは、二木悦子さんの「猫は知っていた」だった。
西村京太郎さんの話を書くつもりが、自分の自慢話(?)のようになってしまった。でも、これホントの話である。「江戸川乱歩賞 受賞作・候補作一覧」を検索してみてください。
天の声「少年よ大志を抱きすぎるな」