新型コロナウイルスの感染のおかげで、ニンニクの消費量が増えているそうである。在宅の時間が増えて、まわりを気しなくてもニンニクを食べることができるからだという。わかりやすい。
「ニンニク背脂」という調味料が、大変な人気だそうだ。この2か月で年間目標の3倍も売れたというのだからすごい。私はこの調味料がどんなものか知らない。
「おろし生ニンニク」も、コロナ前より売れ行きがいいという。
「葉ニンニク」というものもある。「たまニンニク」に較べるとにおいが弱いので、食べやすい。それでも、イノシシなどの鳥獣は食べに来ない。それに白菜などよりも軽いので、老人でも楽に農作業ができる。それで栽培する農家が増えているそうである。なるほどね。
ニンニクにはいろいろな効用がある。いちばん有名なのは、スタミナの補給だ。何しろ、古代エジプトで、ピラミッドを建設する時に、労働者にニンニクが支給されたというからすごい。
ニンニクにはアリインという物質が含まれていて、すりおろすと、これが酵素の働きでアリシンという臭い物質にかわる。アリシンはビタミンB1の吸収を促進する。それでスタミナが増進するらしい。
でも、我が家ではあんまりにんにくを食べない。老人は労働しないから、スタミナなんて不要だから。