前に、自分は音痴だと書いたが、絵画や美術品の鑑賞能力もない。
 中学生か高校生の頃、アンリ・マチスの展覧会が、東京で開催された。マチスは、ピカソと並ぶ世界の巨匠だという。先生に引率されて、学校から、みんなでぞろぞろと見に行った。でも、どんな絵だったか、記憶にない。
 モナ・リザの展覧会もあった。すごい人気であったらしい。私は、人混みが嫌いなので、見に行かなかった。
 昔、アムステルダムに行った時に、ゴッホ美術館というのがあって、暇つぶしと好奇心から、入ってみた。当たり前の話だが、ゴッホの絵がずらり。ひまわりの絵がいくつもあったのが印象に残った。
 アンディ・ウォーホル展が、東京であって、これは自分から見たいと思って出かけて行った。アンディ・ウォーホルは、ポップアートの旗手として有名な人だ。缶詰のラベルや、スターの肖像写真などをシルク・スクリーンで複製化する手法を編み出した。マリリン・モンローの顔写真の作品などが有名である。
 ウォーホルの作品なら、私にもわかる。面白い。独創的ですごいと思った。ある高名な美術評論家によると、アンディー・ウォーホルは、ピカソの次にえらい画家だという。「ああ、そうなんだ」と思った。
 画家のえらさをくらべるときに、ピカソの名前が、いつも出てくる。そう思うと、ピカソはえらいんだなあ。私には、ピカソの芸術性など、わからないけれど。
 天の声「漫画ばかり見ていてはいけない」

 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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