この間、ラジオを聞いていたら、フランス在住の日本人が、フランスでは、動物のショーが禁止になるとリポートしていた。たとえば、アミューズメントパークの、イルカショーは禁止になる。動物保護のためである。今すぐにではなく、5年かけてやるそうだ。
欧米では、動物保護の考えが、日本よりずっと進んでいる。極端なくらいだ。たとえば、同じくフランスでは、イヌとネコを、ペットショップの店頭売るのが、近い将来に禁止されるという。衝動買いを禁止するためだ。イヌ、ネコを手に入れるには、ブリーダーから直接買うか、保護施設から譲り受けるかになる。
私も、動物ショーは好きでない。禁止に賛成である。イルカをエサであやつって、不自然な行為、つまり芸をやらせるのは、やっぱり動物虐待だ。特に、水族館でやるのはよくない。 水族館は,生態を見せる施設である。なるべく自然に近い環境で、自由に行動をさせて、それを見て、学び、楽しむための施設だと思う。
昔、ニホンザルのショーが人気があったが、あれも好きでなかった。わけも分からず、命じられた通り、反省のポーズをとらされて、かわいそう。もっとも、人間の社会でも、反省してないけれど、反省のポーズをとらされることがあるけれど。
チンパンジーは、人間に近く、利口である。テレビなどで、芸をするチンパンジーが出てくるが、あれは子供のチンパンジーだそうだ。大人のチンパンジーは、人間の言うことを聞いてくれないらしい。それに、力が強く、怒ると恐ろしい。
動物は、自然のままがいい。生態をそっと観察したい。
天の声「動物も人間を見ている」