国会議員の文書通信交通滞在費が問題になっている。一か月100万円、領収書不要で使えるお金が、月給の他に支払われている。そのほか、議員さんたちは、JRのパスとか、航空券とか、いろいろ支給されている。また、「議員特権」というのもある。これは、国会会期中は、原則として逮捕されないという権利である。
 議員さんは、まさしく特権階級の人たちだ。
 私は、よく欧米のミステリードラマを見る。そうすると、しばしば、議員さんなどの「特権階級」の人が登場する。被害者の場合もあるし、容疑者の場合もある。しかし、もっと多いのは、警察に干渉するシーンだ。毎回のように出てくる。
 特権階級の人は、警察や検察のえらい人に、コネがあって、電話してくる。そうすると、警察や検察のえらい人は、ビビって、現場の刑事などに、手加減するように伝える。
 しかし、現場の刑事たちは、そんな干渉を無視して、捜査を続ける。そして、真実を明らかにして、真犯人を捕まえる。真犯人は、特権階級の身内や、友人・知人だった。刑事たちに拍手!ということになる。
 ほんとうに、特権階級の子女や知り合いに、犯罪者が多いのか、それとも、そんなストーリーを好む視聴者が多いのか?
 寝そべって、ミステリードラマを見ながら、私はぼんやりと考えている。
 天の声「今日も、ぼんやりか」
 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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