私の入っているサービス付き高齢者向け住宅「ポムポム川の辺」で、入居者に通達があった。食事の新しい予約や今までの予約のキャンセルは、1週間前にしなければならないというのである。今までは、1日前ぐらいにすればOKだった。
 おもおもしい文書が配られて、同意書に捺印させられた。
 その理由は、フードロスを減らすためだという。フードロスの削減は、世界の先進国の重要課題だと書いてある。それゆえ、食材の準備をする前に、予約受付や変更の時期を設定するというのだ。
 フードロス削減といわれると、文句のつけようがない。世間では、企業が、よい子ぶったパフォーマンスをやることがあるが、これはそうではないと思いたい。食品の無駄はよくないから、これでフードロスが削減できるならいい。
 ちなみに、この場合は、フードロスではなくて、フードウエイスト(食料浪費)と呼んだほうがいいようだ。フードロスは、生産・供給システムの中で発生するロスを指すそうである。
 と、スゴクえらそうなことを言ったが、実は私は困っている。私のところは、ホームの食事を利用していない。かみさんが食事を作ってくれるのだが、我が家のフードロスは、かなりひどい。かみさんが物忘れして、何度も同じものを買ってきたりするからだ。
 しかし、献立を考え、買い物し、食事の支度をすることは、かみさんの「頭の体操」になる。
 というわけで、ジレンマを抱えている。
 天の声「あんたが買い物をすればいいのだ」

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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