いろいろな物の値段が上昇している。ガソリン、小麦粉、パン、コーヒー・・・
企業間の取引の物価指数は、40年ぶりの上昇だそうである。上昇分を、小売の方々が呑み込む努力をしてもできず、消費者物価に反映してしまう。
物価上昇は日本だけではないらしい。アメリカでも、どんどん物価が上昇している。30年ぶりのことそうだ。中国でも、26年ぶりの物価上昇。
物価の上昇といえば、過去にもあった。いちばんひどかったのは、終戦後、間もなくおきたハイパーインフレだが、その時は私は子供だった。
大人になってからは、少なくも2度あったのを覚えている。1970年代前半には、「狂乱物価」がおきた。石油危機を契機に、物価がひどく上昇した。私が、仙台から、浜松に移った時が、その最中だった。
1980年代後半から90年代はじめには、いわゆるバブル経済があった。この時は、特に地価が、むちゃくちゃ上昇した。ちょうど、私は浜松から東京に転勤した時期で、東京の地価に関心があった。どんどん上昇して、東京の土地は、私たちには手が出せないことがわかった。
最近は、デフレが長く続いて、政府や日銀は、デフレから逃れようとしている。デフレだと、給料もあがらっず、景気が低迷する。
しかし、物価上昇は、老人には痛い。年金は上昇しない。トラの子の貯金の価値は減っていってしまう。老人には、デフレ気味の方が都合がいい。
うまい舵取りをしてよ、岸田さん!
天の声「また、岸田さん頼みか」