かみさんは、最近不機嫌である。どうやら、誰かとけんかしたのが原因らしい。
 老人ホーム、正確には「サービス付き高齢者向け住宅」に住んでいるので、入居者は、とうぜん、お年寄り。みんな枯れていて、けんかなどしないかと思ったら、そうでもないらしい。
 入居者の大部分は女性だが、まず仲良しグループができる。いってみれば派閥ができる。それから、八方美人のような人もいる。派閥横断的に、だれとでもとおしゃべりするが、悪口をいいふらすこともする。
 ほとんどの人は、余裕のある暮らしをしてきた人で、プライドが高い。マウンティングをやる。威張る。
 かみさんは、その中の一人とけんかしたらしい。別に、怒鳴りあったりしたわけではないけれど。
とにかく、かみさんは、もうこんなところに住むのはイヤだと言い出した。
 息子と私は、一生けんめいなだめている。
 私が思うに、ここの入居者の女性たちは、ほとんどが昔は専業主婦であった。つまり、社会に出て、働いたことがない。他人との共同生活に慣れていない。だから、協調性がない。
 入居者の中には、社会に出て働いてきた女性の人もいる。そして、その人は、他の人たちと、うまくやっているように見える。
 だから「女性は、一度は社会に出て働いたほうがいい」と思う。まあ、今の若い夫婦は、共働きが多いので、あえて言う必要はないな。
 今日のブログは、かみさんや、入居のおばあさんたちに見られると、ヤバい。
 天の声「だれも読みはしない」

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です