大谷さんの活躍は、ベーブ・ルースとよく対比されている。ベーブ・ルースが活躍したころは、生まれる前だから、私はもちろん知らない。
私がはじめて名前を知ったメジャーリーガーは、テッド・ウイリアムスである。ベーブ・ルースが野球の神様なら、テッド・ウイリアムスは打撃の神様といわれていた。終戦後まもなく、日本の新聞に彼の打撃講座が連載されていた。テッド・ウイリアムスは、最後の4割打者だし、他にもいろいろな記録をつくった。感心するのは、全盛期に兵役に従事したため、長い空白期間があるのに、あんな記録を残したことだ。
テッド・ウイリアムスのライバルだったのがジョー・ディマジオである。マリリン・モンローと結婚して、二人で日本にやってきた。子供はディマジオ、大人はモンローのところに押し寄せたと、新聞が報じた。
私が、アメリカに留学したころのスーパースターは、ミッキー・マントルとウィリー・メイズだった。ミッキー・マントルは、その数年前に、ロジャー・マリスと二人で、ホームランを打ちまくり、ルースの記録を破る勢いだった。あの頃は、新聞に、毎日のように、〇〇号を打ったと載った。結局、マリスが、ルースの記録を破った。
そのマリスの記録を破ったのが、マーク・マグワイアとサミー・ソーサである。二人がホームランを打つたびに、またまた日本の新聞にも記事が載った。結局二人とも、マリスの記録を破った。
大谷さんは今年大活躍をした。大谷さんが、メジャーリーグのレジェンドたちの仲間いりをする可能性は十分ある。
大谷さん、がんばれ。