美男子で、背が高くて、億万長者のIT起業家が登場するアメリカのTVドラマを見ている。当然、彼の周りを、大勢の美女がうろちょろして・・・というコメディである。10シーズン以上つくられているから、人気があるらしい。
邦題は「チャーリー・シーンのハーバー・ボーイズ」、原題は「Two and a half man」というのだが、チャーリー・シーンが演ずるチャーリーは、途中で事故死ということで、後半は、ウォルデンという人物が主人公として登場する。この人が、美男で、億万長者なのだ。
彼は、友人と二人で、IT企業を立ちあげた。それを、アップルのような大手のIT企業が、欲しがって、13億ドルで買ってくれた。日本円にしたら1500億円ぐらいかなあ。すごい金持ちになった。そうすると、美女が、入れかわり立ちかわり、寄ってきて、まあ、面白いことになる。
しかし、私が、感心したのは、小さな会社を、大手のIT企業が、巨額のお金を出して買ってしまうことである。よほど優れたアイディアの会社なのか、大手の企業がアイディア不足で困っているのか・・・
ウォルデンは友人とまた、小さな会社を立ち上げる。そうすると、また、大手の企業が買いに来る。ザッカーバーグさんという名前が出てくるから、あの会社かな。電話で交渉するのだけれど、「9億ドルでどうか」「ダメだ12億だ」「10億出すよ」なんて調子で、すごい金額を、軽く交渉している。
本当かどうかわからないけれど、まったくの荒唐無稽のストーリーとは思えない。これでは、地道に汗をかいて働いて、なんという生活が馬鹿らしくなる。もちろん、すごいIT的頭脳がなければだめだけれど。
ドラマなんだから、笑って見てればいいのだけれど、ついつい考えてしまう。
天の声「たかがドラマ、されどドラマ」