サントリーがもめている。辣腕家の会長さんがやめるらしい。
サントリーの製品には、私はずいぶんお世話になっている。
大昔、私が若い時には、トリス・ウイスキーのよく飲んだ。 角瓶は高い。オールドはもっと高価で手が出なかった。
トリスは安いウイスキーだけれど、宣伝が上手で、おしゃれだった。「トリスを飲んでハワイへ行こう」、「キミ赤玉、僕トリス」などの名文句は、今でも記憶に残っている。ちなみに、赤玉はポートワイン(葡萄酒の一種)だ。
当時、サントリーの宣伝部門には、開高健さん、山口瞳さんなどが所属していて、独自の文化をつくり上げた。
今後サントリーの経営陣がどうなるのか知らないが、「文化」を引き継いでいってほしい。