アメリカの製鉄会社のUSスティールを日本の製鉄会社が買収する計画があるというので問題になっている。
USスティールは、かつては世界一の製鉄会社で、アメリカを代表するビッグカンパニーだった。会社の創設には、カーネギーホールのあのカーネギーもかかわったそうだ。それが、外国の会社に買収されるとは何事かというので、反対の声が上がっているという。買収はすんなりとはいきそうもない。
昔は「鉄は国家なり」といわれて、製鉄会社は力も権威にもあった。いまは新興のハイテク産業などに押されて、斜陽の感がある。おまけに中国の製鉄会社の作る鉄に、価格では敵わない。
識者が、アメリカ人にとっては「GMがトヨタに買収されるようなものだ」と言った。そういえば、バブルの時に、NYのロックフェラーセンターを日本の企業が買収するとか言って、騒ぎになったことがあった。
時代は変わっていく・・・