映画007シリーズの最新作が上映されているという。私は、新しい007作品には、あまり興味がない。昔の作品は好きだった。
007シリーズの第一作が制作されたのは、1962年のことである。
第一作「ドクターノオ」が上映されたときには、大評判になった。いまは、みんな「ダブル オー セブン」といっているが、当時日本では「ゼロ ゼロ セブン」といっていた。
何しろ、主演のショーン・コネリーは強くて、かっこよく、女性にもてる。それに、いろいろな秘密兵器が、奇想天外で、目新しい。
そのあと、第2作の「ロシアより愛をこめて」、第3作の「ゴールド・フィンガー」も面白かった。
しかし、面白かったのは、ここまでだ。あとは、マンネリになったし、だんだんと荒唐無稽な、あり得ない話が多くなってきた。でも、私は、一応DVDで、全部見たけれど。
第2作の「ロシアより愛を込めて」は、最高傑作だと思う。主演の女優さんは飛び切り美人だし、小道具や格闘シーンも工夫されていて、とても面白かった。そして、なによりも、東西冷戦のピリピリした緊張が伝わってきて、娯楽映画とは思えない出来だった。
第3作の「ゴールドフィンガー」は、たしかニューヨークに留学していた時に見た。アメリカでも人気があった。
なつかしいなあ。そして、あの頃は楽しかったなあ。
天の声「あの頃から進歩してないな」