外出して帰ってくると靴下を脱ぎたくなる。外出しなくても、夕方いっぱい飲むときには、靴下を脱ぎたくなる。どうしてか? 靴下をはいているとリラックスできない。
多分、私に限ったことではない。大昔、アメリカ、ニューヨークに留学していた時、日本から医学部のエラーイ先生がやってくることになった。視察か、学会か、忘れてしまったが、お弟子さんはもちろん、弟子でないお医者さんたちも、みんな緊張しながら、歓迎の食事会をすることになった。場所は覚えていないが座敷だったと思う。エライ先生は、部屋に着くなり、「靴下を脱ぎたい」と仰せられた。靴下をはいていては、リラックス出来ない。ああー、えらい先生も日本人だなあと思った。
アメリカ人は、靴下どころか、靴を履いていても、リラックスできるようだ。靴のまま、平気でベッドに寝そべったりする。
この頃の日本人はどうか知らない。生活がずいぶんとアメリカ的になってきたから・・・
ちなみに、新幹線の中で靴を脱ぐ人がいて、マナー違反だという投書をラジオで聞いたことがある。靴下まで脱いだかどうかは知らない。