私はいま青いシャツを着ている。かみさんが買ってきたものだ。けっこう鮮やかな青色である。私はいつもはネズミ色のシャツを着ているので、青シャツは目立つらしい。何人かの介護士さんに「いいですよ」とからかい気味に言われた。
「年甲斐もない」と答えたが、「年甲斐もない」という言葉は、こんな時に使っていいのか不安になった。辞書を引くと、「年齢にも似合わず愚かなことをするさま」と書いてあった。
ネットでアダルトサイトを見るような行動が年甲斐もないということだろう。ブログを書くのもそうかなあ。青シャツはよくわからない。
青といえば、青二才とか青臭いとか、若い、未熟なイメージがある。
青は緑色に近い。青信号も、青葉も本当は緑色だ。
あの長嶋茂雄さんは、サバという漢字を、「魚へんにブルーと書くんだ」と言って、笑わせたそうだ。
木へんに白という漢字は柏(かしわ)だが、木へんに青という漢字は見たことがない。木へんに赤という字も見たことがないが、紅葉を想わせて、「モミジ」と読みたくなる。では、木へんに黄はなにか。黄葉したイチョウと答えたくなるが、横は「ヨコ」である。
昔からあるひっかけ問題だ。
天の声「だれも引っかからない」