私は暇なので、窓から空を眺めていることが多い。今は夏空。青い空に白い雲が浮かんでいる。雲はいろいろな形をしている。
世界地図のようだと思う雲がある。大きな雲の塊があって、それはユーラシア大陸に似ている。端っこの小さな雲のかけらの一つが日本列島。
大きな雲の中に、ぽっかりと穴が開いている。あれは地中海かな。全体は白いのに、うす黒い部分もある。あれは戦争がおきているウクライナかな・・・なんて空想する。
この季節の雲といえば、入道雲。もくもく湧いて、峯のように高く立つ。「雲の峰」ともいうそうだ。これは俳句の季語にもなっている。
ぐんぐんと伸び行く雲の峰のあり 高浜虚子
私の好きな本に、「ノンちゃん雲に乗る」がある。石井桃子さんの作品だ。アメリカに留学する時に、友人がくれた。手元にある日本語の本はこれしかなかったので、繰り返し読んだ。この話は前にブログに書いたっけ。
天の声「雲を眺めるとは、あんたも暇人だな」