先日の連休中のこと、かみさんがトイレで雨漏りがしているといった。見ると確かに、天井から水のしずくがポタリ、ポタリと落ちている。でも、晴天だし、この上に3階のフロアがあるから雨漏りではない。水漏れだ。とにかく事務室に訴えた。
昔の家はよく雨漏りがした。大雨が降ると天井から座敷などにしずくが落ちてくる。仕方ないから洗面器で受けた。水が跳ね返るので、洗面器の中にタオルを敷いた。そうしていると別の場所でまた雨漏りが始まる。また容器を置く。やがてバケツやお鍋など家じゅうの入れ物を総動員して対応した。
こんな光景は我が家だけではなかった。長谷川町子さんの漫画の中にも出てきたと記憶している。
やがて日本の家もだんだん良くなった。老人ホームに入居する前まで住んでいた家でも、雨漏りはしなかった。しかし台風がきたりして雨風が強い日は、雨戸の隙間から水が侵入して水浸しになったことがあった。
今、サービス付き高齢者向け住宅「ポムポム川の辺」に住んでいると、そんな心配もなくなった。ガラス戸の気密性がいいので、風雨が強くても、水が部屋に侵入することはない。安心である。
安心と思って暮らしていたら、トイレの天井から水が落ちてきた。伏兵ありという感じだ。
連休が明けると、工事の人が見に来てくれた。