この間ラジオを聞いていたら、回覧板がデジタル化されるという話をしていた。時代だ。
いま、町内会に入る人がどんどん減っているらしい。それで行政が出す通知が、届きづらくなってきている。また、回覧板は途中でなくなったりする。そこで、デジタルで通知をというわけだが、今度は高齢者に届くかどうかか問題になる。年寄りはスマホを持っていない人が多い。私もそうだ。
子供会などは、通知のデジタル化が普及しているそうだ。若い世代はみんなスマホを持っている。行事の出席率がよくなったという。回覧板だとメモをしておかなければならないが、デジタルだとその必要がない。
隣組とか回覧板というと、私は戦争中のことを思い出してしまう。まだ子供だったけれど、「トントン トンカラリンの隣組・・・」という歌があったのを覚えている。空襲に対する防火訓練など、隣組でやった。町内会のエライ人は軍服を着ていた。
町内会や隣組は煩わしくて不人気だというが、もしなくなってしまったらどうなるか。ラジオに出ていた識者が言うには、町内会が無くなると、住民はバラバラになり、ごみが街にあふれ、犯罪が多発するという。街が荒れ果ててしまうそうだ。それも困る。