8月15日は敗戦記念日。ラジオなどでは、太平洋戦争の傷痕について特集番組を放送していた。
私は、太平洋戦争が始まった時は6歳、終戦の時は10歳だった。つまり子供だった。私の少し前の世代には、少年兵になって、命を落とした人もいる。
私たちの後には、「戦争を知らずに僕らは育った・・・」と歌う世代が生れてきた。そして今は、「戦争を知る人から直接戦争の話を聞くことができない世代」の人が多くなったという。
ラジオで、年をとったパーソナリティが、防空壕の話をしていた。防空壕なんて、今の若者には想像もできないだろう。私の家でも、小さな庭の隅に穴を掘って、トタン板をかぶせた粗末な防空壕をつくった。
日本のどこかに、今も防空壕が残っていて、中でキクラゲの栽培をしているそうだ。
いま日本人は、とりあえずは平和に生きている。平和がいつまでも続いてほしい。